TALK WITH JAN AND NAOMI

混沌を描いて光に変わっていくプロセスみたいなのを表現したい

桑原(以後K)、naomi(以後N)、jan(以後J)

K 僕たちはいないと思ってくれ、で、そこには音の群像というか、ブワーンとしたものがあるよ、それを皆が楽しんでくれればいいんだという、そんな印象が最初はあった、普通に接すると二人ともすごいイケメンなんだけど、そのことは忘れて欲しいみたいな(笑)

J 自分達も音楽聞いたり、いままでのブックスターだったり、好きだけど音楽が先行していないそういう人たちに興味を持っていないというか、音楽ありきでエルビスがいるんだったら、それはもちろんありで、音楽が良くないエルビスだったら興味を持っていないというところがあるから、自分たちもクオリティーだったり、できるだけ純粋な物を出しているという事が重要なのかな。

K ウィスパーを使う時って、子供とか、弱い対象だよね、ひそひそ話すという時はなにか大事なことを親しい人に伝えるとか、ウィスパーを使って表現する行為は、どちらにしてもたくさんの人に、聞いてくれーって話じゃぜんぜんない、つて方法だよね。そこへ行きついたのは、何か理由がある?

J 最初は割とこう、二人でやり始めてからはもう今の様な歌い方でやっていたんですが、それぞれ元々バンドだったり、ソロでやっていたりしていて、えっと、俺の場合はだんだんこう、柔らかく歌う様になって、その柔らかく歌っている自分をこう聞いて客観的にすごい思うのがこう、さっき茂一さんが言っていたような革命の予感だったりというのがすごい数年前から、何か大きな革命みたいな事が起ころうとしているなというような事を思っていて、そういうものに対して、自分の憧れてきた革命的な音楽家達は、割とこう爆撃的な音だったりとか、爆撃的なシャウトで、それを実際に可能にしてきた、だけど多分今、戦ったり、何かを勝ち取ろうとする時に、それよりさらに強いものじゃなくちゃいけないと思って、それよりさらに強いものってそう、全く無の、無音の重さというかその中から微かに聞こえる、横道する人、横道する言葉だったり、人のいない所に引きずりこむメッセージだったり、かすかに聞こえてくる方が遥かに、無理やり人の心に投げかけるより強いかなというのは感じていて。で今回のアルバムに関してはもちろんその静けさで、静けさという一番強いツールで人にものを伝える、より前のアルバムより伝えるためにはなんかこう破壊だったり、混沌の中に生み出す、から見出す小さな美しさだったり、てゆうアスペクトをこう自分の中に作りたいなと思って、それは去年くらいから思い始めたんですけど、まあ今回のアルバムでそれが出来たかった言えばそうではないんだけど、その破壊に、なんだろ優しさから破壊に移る、移るプロセス人間がこう魂が柔らかい所から、粉々の所に移るプロセス、移ろうとしているプロセスみたいなものがちょっとは描けているのではないかな、自分の精神状態が割とそういう所にあるから、それを描こうと思って描いた訳ではないけど、結果的に描く事になっているかなと思っています。

K 二人はどんな風にフォーカスを合わせて曲を作るの?

N ん一、曲を作る時は、基本的にはJan、、Naomiです。 Janは他のバンドを同時に幾つかやっていたり、やってた過去もあったりするから、曲を作る時にまあもしかしたら、jan and naomi用みたいなとか、もしくは他のバンド用っていう風に切り替えている部分はあるかもしれないんですけど、まあ僕は基本的にはjan and naomiのみしかやっていないので、曲を作ったらjan and naomiの曲って事になっているんですけど、Janがそう、jan and naomiに合いそうだなって時は、っていう時こそ僕に寄ってくれているっていうか、多分メロディーが割と綺麗なものとか、そういった所でjan and naomiって選んでいるのかもしれないんですけど、僕たちが焦点が合う時はそのメロディーの綺麗さとか、美しさ、曲の中にある美しさみたいなものへの考え方が似ているから、そこがもしかしたら、jan and naomiぽさっていうか、まあ二人が焦点があう所なのかなと思います。

K Janの方がプロデューサー的なマインドが強いのかもね。Naomiを客観的な立場で見て、二人の世界を作るっていうことだよね。

J なんか俺自体も音楽は好きですけど、音楽を作るっていう事が一番好きな事ではないというか、文章書いたりとか、なんだろうな、想像する事が好きでそれが音じゃなくてもいいかな。でももちろん音楽大好きだから、こうして生まれてくるメロディーに対してそういう思いを乗っけて。例えばNaomiさんが作ったものに、音に俺が歌詞書いたりして、、でももちろんその人生の生き方もまるっきり違うし、好きになった人も違うし、食べてきたものも違うし、生まれた場所も違う、けど例えば書いた言葉が発せられる人の声でまったく違うエネルギーに移り変わるその瞬間を見たり聞いたりするのがなんかこう一番ワクワクするというか。自分の中から生まれたものが人に染み込んでそれがまた違う色でこう出てくる。Naomiさんさっきの続きですけど、ガガって歌ってました?

N 過去に?

J うん

N まあこう学生時代に、割と激しいロックバンドのコピーとかしていた時はがなっていたかは分かんないけど、おおきな声で歌っていたなあ、まあその時代はそういう激しいオルタナっぽいバンドとかが好きだった時代があったから、まあそういうのに影響を受けて真似してたのかもしれないな。けど自分で曲を作るようになってから、そういった曲は作った事なくて、まあ割と、始めて曲作ったのはいつの頃か忘れたけど、そのころから静かな歌物って感じだったかな。

 

J なんか俺最初リバティーンズのカバーとかやってて、うわ~とか言ってたけど、なんか声出にくかったりしてそれが。

N 自分に合う合わないってものがあったのかもね。

K さっき革命という言葉が出たけど、音楽に限らず、自分たちの想像力を自由に表現すると同時に、社会に対しても自分たちからの要望があるということですよね?

J そうですね、まあ細かく法律がどうなって欲しいとかはそれぞれがあると思うけど、あの、いい意味で今まで生ぬるかったものが、エグいくらいに混沌としてきているなとは思っていて、でももちろんその混沌はなしに光は見えないとは思うから、この混沌がこの日本に限った事ではなく世界的に不透明、まあみんな分かっていたけど、見ない振りをしていた。もちろん今のヨーロッパもそうだし、日本の事もそうだし。それに決着をつけなくちゃいけないために、どんどんと混沌としてきている。って事それが移り変わりそうな感じに俺は強い革命って呼んでいるんですけど。その混沌の中で。生きている以上それをレポートするというか、そこに生きている一個人としてその時代にその時にそれを何かしら、その混沌を描いて光に変わっていくプロセスみたいなのを表現したいなと思いますね。

K Naomiは、さっき美しいメロディーという言葉を使ったけど、美しさが持つ力は、人類を殲滅させる兵器競争が安全の中心にあるという考えや、人間が戦いを好むのは本能だ。という人たちもいる中で、美しさは、そんな野蛮に対抗しうるものだという自信はある?

N う一ん、難しい。美しさで争いがなくなるとか、美しい曲1曲で何か変わるってほど美しくないかもしれないし、まあ実際そういった事が起こるかどうかも分からないけれど、美しいものっていうのはもうちょっと具体的に言うと多分、愛して可愛くてずっと肌身離さず持っていたりとか、音楽だったらずっとずっと何十回でも何百回でも聞いていたいって事な気がしていて、でそれをしている瞬間はきっと幸せだから、何もしなくてもいいっていうか、どんなに辛い事があってもまあそれを聞いている時間は、そこから抜け出せられているとか、まあ簡単にいうとそういった事に、簡単というか短いビデオで考えるとそういった所に繋がっているならばもしかしたら、まあ何か変われる可能性がえられるかもしれないですけど。僕の思う美しい曲というのは、ベランダで、景色もすごい綺麗ではない東京の街を見ていても、それがすごい特別な景色に感じたり、室外機の生ぬるい風にあたっていてもハワイにいるんじゃないかと思えるとか、そういうなんか、どっか特別な所にトリップできるような美しさみたいなものが表現できたらなと思うんですけどね。

J 美しいってその、―つで美しいというか一つの曲で完全な美しいってものを表現するのは難しいなと思っていて、そういった時にアルバム、だったりEPだったりが、一目で美しいと思える様子を、一目で怖いと思える様子を、気持ち悪いと思える様子を、すごい楽観的でHappyな様子を、あと優しさを感じる様子を、この幾つかのエレメントがあって、そのバランスが黄金比だったりするとそれが一番美しい生命の根本にあるもの。耳で聞いて感じられたり出来るようになった状態が一番美しかなと。

K 物語性というか。

J バランスがすべていい状態になったときが。

K 戦争って建物を破壊したり人間そのものを消滅させるだけでなく、人類の奥底にある思想や意識そのもを大きく変えてしまうとんでもない力があるわけでしよ?だから、例えばナチスがパリを焼き尽くすのを止めるために当時の人々は命がけで戦ったとか、日本の京都も含め、そういうドラマが歴史にはあるわけだよね、しかし今芸術語る時には、何ぼで売れたとかは話題になるけど、多くの人にとっては生きるために必要なものっていう認識は薄いよね。戦争中だって恋愛はあるし、想像以上に普通のことが継続して起こっているわけじゃない。音楽を表現として使っている人たちの中にね、本当に音楽が必要だと考えて作っている人がどのぐらいいるのだろう?未来へ希望を生み出すには音楽が必要だと信じている人が本当にいるのだろうか?例えば、ジョンレノンを受け継いでいる人が世界中にたくさんいるよね、だけどその方法というのは、彼しかできなかった事であって、じゃあ、今の時代には、というのがあると思うんだよね。どうやったらもっと売れるんだろうか、と考えている人達も多い、というかその人達の方が世間を動かしているように見えるから、切ない感じが蔓延しているけど、その裏側には美しいものだけを信じて生きてる人がいないはずはない。そういう人達の意識が高まってきた時に革命は起こると。恋愛で失敗したりとか、なんだか生きていてやだなと思う事が少なくない中で、それを救うのはやはり美しいものだと思う。人間はすごい力を持っている、残念ながら表に出せないっていうのも、社会の空気感だよね。自分はずっと音楽に救われて生きているから、甘い言い方するけど、j an and naomi の音楽にはその片鱗が出てるって受け取ったんだよ。音楽はビジネスにならない風潮の中で、二人は美しいものだけを信じて、それ以外の事は何も考えないで作れているんじやないかと感じていた。で、その自信は一体どこから生まれているのか?その謎が語られる事で未来への希望を感じられたらとインタビューをお願いしたんですよ。

J 美しいものが強いっていうよりも、自分の何が好きか嫌いかを分かっている事が美しいと思います。ただそれが言えないという環境が小さい時から学校であって、人と違っていると仲間はずれとかあったり。一回順応してみようと思ったら、本当に自分の好きな事を隠しもってしまい、誰とも共有できずそれが本当に嫌で。それで自分は何が好きで、何が嫌いかをはっきりさせようと。そういうのって、今の世の中を見ていてもあるし、自分が目立つ事が嫌だな、目立とうとすると凄い服きてるねーとか言われたり、だけど、その服がダサくてもダサくなくても、凄いと言われるのがある意味嬉しいことだなと思います。異端である事の楽しみみたいなものを、存分に楽しんで生きる事は、短い人生の魂を燃やす上で楽しいんじゃないかなと。茂-さんももちろんそう人だとは思っていますが。何よりも怖いのが、皆が皆同じ様な行動だったり、何が嫌い、何が好きをはっきりさせない事が一番戦争に繋がりやすいのではと思います。軍隊的というか、みな一つの事にそって進んで、命令のようなもの、世の中にある波動がある意味命令のようになって、それに沿ってでしか行動できなかったりすると本当に怖いなと思います。そういう時は誰も何も変えれなくなってしまうし、手遅れの状態になってしまうので、そうなる事は避けてほしい。なので、できるだけ物事は何が好きで嫌いかという事をはっきり言えるような動き、音楽でそういうのを伝えるというよりも、生き方で伝えていけたらと思います。

K Naomiはどうですか?

N そうですね、僕はJanと知り合えてjan and naomi をやれた事が大きというか、janがいなかったら一人で音楽活動をやっているかも分からないし。ライブでウィスパーボイスで歌う時も、janが最大の理解者としてステージ上で隣にいるから、マイクがoffってても別に大丈夫というか。二人だったら何かできるんじゃないかっていう自信や希望を持てるし。

K コミュニケーションのスタイルも時代と共に変わるよね。ヒッピーやビートの時代、人は自分をどういう風に見てもらいたいか、どのような言葉を使ったら今のヒップな感じになるのか、かっこいいと思割れるのか?言葉は次々と変わるけど、その時代らしさの思想はあると思うんだよね。二人は自分達が時代の空気感を作り出していると思っているのか、僕たちは関係ないよと思っているのかそのあたりはどう?

J それは割と自分にはあって、オスカーワイルドがとても大好きで、作品読んで、その人の人生について書かれた物を読んで。その関係性が面白いなと。書いた事と、音にして発言してきた人生のバランス感、書いたり音楽だけで人に思っている世界を伝えようとするだけじゃなくて、その幻想的なマジカルな人物像を実際生きている上で表現したり、声にしたりして美しいデカダンスだったり、デカダンスによる反発みたいなのを作り出したりして。そんなものは永遠に続かないという文章を書いて、確かに梅毒で死んで。その関係性というか。人としての芸術に憧れがあるから、自分が喋ったり、勳いたりする事、音楽と言葉、全ての完全芸術のようなものを作り出せたらなと思っています。文化になって欲しいとは思っていないけれど、だけどそういうものが文化になっているんだとは思います。

K jan and naoni を取り卷くシーンは、まさに東京にしかないカルチャーじゃないかと感じるけどね。商業じゃないと言ったら変だけど、今の二人の醸し出す世界観は、無国籍だし、何か開放的な自由を感じるというのかな、我々の時代にはできなかった事が当たり前のように皆やってるし、今まさに花が咲いていると思うけどね。

J 茂一さんみたいに何十年にも渡って色々な文化の様変わりを見てきた人にそう言ってもらえると嬉しい。希望があるんだなって。

N そうだね。

J いい意味で、本当の意味で自分たちは魂を売っているんだなって最近思っていて、魂を売る事って広告の方に寄ったりとか。売るために無理したりとか、レコード会社に魂売るだったり。そういうのではなくて、自分たちの命だったり、鼓動が聞こえるぐらいのものを人に届けようとしているなと。それが当たり前なんだけど。むしろそれが技術というか。

K まあでもそれは一番険しい道を歩くという事なんだよね。今みたいに何もかもが損得で敷き詰められていると、大概の人は自分が嫌な事。魂を売っているという事に迎合しているというか、むしろその事を分からなくなってしまっているのが今の時代かもね。

J むしろその方がいいと思っている人も、やりたくない仕事を寝ずに頑張って、子供のため奥さんの為だったら分かるけど、そうでない人はどうなんだろと思っちゃう。

K 計画性ゼロ。将来の目標ゼロ、こういう風にしか生きてこれなかったっていうだけ、っていうどうしようもないんだけどね(笑)

J それ素晴らしい!僕は日々戦っていますもん、こうしろああしろっていう自分の頭の中に指示するやつがいて困ってる。

K このくらいの歳になってくると、もうちょっとちゃんとした生き方あったんじゃないかと(笑)今更どうしよもないんだけど、人ってやっぱり嫌な事ってしないのかなあ。

N そうですよね。

K 自分にあった仕事ってないんじゃないかなと、いつも思うんだけど、死ぬまでないんじゃないかと(笑)

J&N 笑

K これからこんな風になるんじゃないかと思う事があれば話してもらいたいな。定期的にアルバムを出している理由とか、ライブをしている理由とか。

J 前作2枚出した後に、割と今回空いてのリリースになったんですけど、これは何でだっけ?

N これはまず作品を作る理由は単純に曲を作るのが好きで、演奏したいからで、シンプルにそれだけなんですけど。曲が溜まったら定期的にレコーディングをして色々な人に聞いてほしいね、っていうのがベーシックな考えなんですが。

J なんか作らないと、体の中に滓が溜まってしまうみたいな感覚になるのもありますね。

K 例えばレコード会社が年3枚作らなきゃならないという契約ではなくて、作ろうと思った時に作れるわけで、曲が溢れてくる訳だよね?

N そうですね

J そうですね。書いたりしていないと、例えば青春の野獣性というか、人を殴ったりとか、何かを壊したりの方に間違いなく行くというか。

K う~ん、面白い

J だから作るというプロセスというのは自分の魂の荒波を自然と鎮めるというか。川を溢れさせないというか。

K 音楽って降りてくるっていう人がいるよね、作ろうと思って作るのではなく降りてきたみたいな。そのへんはどう?

J 流れている中を捕まえるみたいな。魚をつかまえるみたいな。

N 絵と違って、写真みたいな感じなんですよね、完成系がパッと出来ちゃうみたいな。ただ何にもしないで降りてくるわけではないんですけど。何かに向かって行かないと降りてこない

K 筆を持つから、降りてくると。

N そう、筆をもつからやっと絵をかけるみたいな感じで。ただ時間かけて作る絵と違って写真みたいにパッと見えてくるのは確かに降りてきたなっていう表現なのかもしれませんね。

J 俺の場合は川まで下りて行かなきゃいけない笑

N 魚捕まえる為にね。まあでもいい曲できる時は、降りてきた感はありますね。

K やっぱりそうなんだね。

J 地球の温度が変わって、木の生え方が変わって、海面の高さが変わって、というだけで人は聞きたい音楽が変わってくるし、鳥の飛び方一つ、温度、空の色でも変わると思うし、地球の宇宙のエネルギーバランスがちょっとでも変わることによって、そういうものが自然と僕たちを渋谷の百軒店の小さなお店に導いてたと思う。そして作った音楽が500キロ離れた京都の人達に、あるいは、九州、日本の人たちがあるタイミングでインターネットに入ったらあった、みたいな。

K インターネットに全てを置き換えてしまうのは危険な感じがして。話は飛ぶけど動物の象は女系なんだよね、一番年寄りのおばあちゃん象がリーダーで、円陣組んで、どっちに行ったらこのグループが長く生きられるのかというのを、若い象も含めて交信しあって決まるまで何日でも動かないんだって。象の足の裏から出るセンサーつて50キロ先に起こっていることまで全部わかるというし。

J&N ヘー、すごいな!

K そう考えるとさ、人間だって昔から何か持ってると思えなくない?

J 確かに

K それをないものにしている事に問題があって。

J インターネットで見やすくなっている事で盲目になっている。

K そうそう、大きな革命っていうのはそういう部分で起こるんじやないかって思うんだよね。今ではコミュニケーションをとる事のあらゆるものが合理的になっているけど、実は本当のコミュニケーション出来なくなっている可能性もあるよね。じっくり考えるって事も機能的には出来なくなっている。
そういう意味では、なんだろな、jan and naomiの持っている何かが気になってしょうがない。それは何なのか分からないけど、jan and naomiの持っているオーラ、というか波動なのか、それは今同時に世界中から発信されているじやないかと。

J 今言われてピンときたのが、曲によっては優しさというより、一人でいる悲しさを歌っていて、それってインターネットでの遮断による孤独感、というところに繋がるのかな。わかないけど、もしかしたらそういった孤独感を持っている人が増えているのかもしれない。

K やはり女性が多いでしよ?

N まあ、女子校とまではいかないけど。どっちかといったら女子の方が多いかもしれないですね。

K まあ、それは素敵な事だよね。ロジカルを優先する習性を持つ男より女性は音楽との接し方が違うんと思うんだよね。象の話に繋がるけど、女性の感性に響くというのはすごく大事な事のような気がするよね。

N とぴっきり若いという子はいないんですけどね。10代とかは少ないかな。

J 音楽に詳しい女性の方とかは多いですね。

K でもいいものが分かっている人にいいと言ってもらうのはいいよね

N そうですね、そしてそれは変わらないでほしいなと。いけてるとか、トレンドとは関係ないところにいる事ができるのは幸せです

どうゆう夢を持つか、希望を持つかというのが実は、社会が良くなるための最初の一歩かな

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K 自分たちが今やっている活動と、今この国に起こっている政治の問題について話せる事があったら聞かせてくれる?

J&N ん一。政治のもんだい。にほん。

K 選挙には?

J 行きます。

N 10日っすよね

K 行く理由は?

J 希望を見つけたい。けどそう思って何年もしてるけど、がっかりする事がおおいから。投票する時に考えているのは。日本が平和であったり、経済が良かったりというのはもちろん大事な事なんだけど、もうちょっと大きな考えを持った人。リーダーを支持したいなと思っています。例えば、自分が政治で一番何を危惧しているかというと.ISだったり、イスラムの事。それはヨーロッパの白人の犯した過ちの反動で、そういった世界政治のサイクルつて、絶対どんな事でも起きるし、恐ろしい事をしたらかならず返ってきてしまう。自分たちの犯した過ちを絶対に未来の残さないというか、昔作った泥が100年先に流れてこないように、誠実に国際関係を結べる人というのが一番必要ではないかと思います。うん。結局芸術も一緒というか、嘘を作ってコピーを投げている事には魅力的ではないというか、誠実さは必要であるのではないか、国際的な誠実さを求めています。

K 国内の視点だけで政治を見ないという事だよね

J そう、やっぱり広いし。自分の国も含めるとだけど。

K イギリスの問題にしても、自分の国の問題と繋げて考えられる人が少ない状態になっているよね、この国は、残念ながら。

J そうですね、でもイギリスも植民地を作るだけ作って移民を嫌がるっていうのもすごいなと。笑

K いままで植民地の扱い方が一番上手だったのが、イギリスかもしれないね、オランダも上手だったけど。

J 上手に出来ないのだったらオランダみたいに放棄するのが一番だと思う。

K 日本の立ち位置を見る視点は持っていて欲しいな。どんな分野で、何をするのでもいいんだけど、Janも言っていたみたいに世界の中での日本でしかないので、地球の中の日本でしかないから、そういう視点で見ていって欲しいよね。

J すべてのバランスが整った時に一番美しい平和が来るし、そのバランスを作る一つのエレメントという事を忘れないでほしい。

K なるほど、Naomiはどうですか

N そうですね、僕たちの音楽が、政治経済にどのように結びつくか考えていたんですけど、全然結びっかなかったです。

K (笑)間違いなく結びついてる。

N そんな事を考えた事はなかったんですけど、だとしたらいいですね。

K 地球がどのような状態なのかによって、どのような音楽を必要としてるのかを頭考えるのではなくて、生命体として感じる。政治の今起こっている事をーつーつ糾弾していく事も大事なんだけど。その向こうに我々がどうゆう夢を持つか、希望を持つかというのが実は。社会が良くなるための最初のー歩かなと思うんだよね。ロマンかもしれないけど、

J うちらの今までの曲は一つのところから一つのところへの旅という側面があって、曲が始まってから。終わった時に違う所に誘ってるか、誘われているという奥行きがあったんだけど、今回のアルバムは体の中で見えなくなっている暗闇の部分の中から、はっきりとした光の所に引っ張り出す、という音に自然となってるかなと。ちょっと話は違うのですが、体の中にある本当に何が必要か分かっている自分と、社会の中ではっきりと行動しなきゃいけない自分、その両方を見えている人が、政治の中でいい働きが出来るのではないかなと思います。信念は持つけど、人に流されないで欲しいということかな。

K 人間は本当に不思議な生き物で、他の動勧と違って、手取り足取り一生懸命してもらわないと何にもできない生命体だし。他者の目を意識しないと生きていけない生命体だから、他の目を気にしないで生きていくって難しいよね。二人を好きな人たちがこれからどんどん増えていった時ね。自分たちはー体なんなんだろうかって、悩む畤が来るんじゃないかと思うんだよね。でもそういう事って十分政治的な事だと思うんだよね

N なるほど

N 僕らは。それぞれソロでやっていたのを二人でやったのは、やっぱり一人でやるよりも二人でやった方が楽しいからで、この先どんどん関わる人が増えていって、見る人が多くなった時に楽しめなくなったら、元も子もないというか。それが怖くて、基本的には二人で楽しめられるように続けて行きたいとおもってるんです。

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J 隣にいる人が普通に隣にいて一緒に喋れない。という国になったらやだな。

K さっき二人は東京のカルチャーの中心にいるかもしれないと言ったのは、人と人がどう受け入れあうか、という事の歴史でもあるんだよね、文化って。だからオスカーワイルドも出てきたし。色々生きる事で本当に自分を傷つけながら悩み苦しんでたわけじゃない、文化を作る人達は。その中で、デュエットという単位は大事だよね。男女でも。この単位をね。どれだけ今までの色々なシーンとは違うものにしていけるのか、そこに何か今までとは違う何かが起こっているのではないか、というのがね、最大の興味だったんだよね。成長していくために、自分が得てしまったものがあるんだよね、そこから人はなかなか自由になれなくて、人はあがくんだよね。で、今の時代の人達とコミュニケーションができないっていう嘆く人達がいるのはそういう事なんだよね。今の若い人たちとはコミュニケーションできないんじゃないかっていう恐れがあるんだよね。でも恐れっていうのが人間一番ダメにするので、それを解くっていうのがやっぱり音楽の役割だし、音楽が生まれる人々のコミュニケーションのあり方だと思うんだよね。だから、言葉で説明するのではなくて、ただあの二人の側にいたいな、と思う人たちが増えるとしたら、多分これまでのコミュニケーションとは違う何かがそこにはある。憧れたり、自分もそうありたいと思う。恋愛に苦しむ人や、恋愛願望の人や、何か傷ついている人、親子の問題とか何かある人、そういう人たちが何かを求めてきているという可能性はないとは言えないよね。そんなの誰も意識していないよ、いい音楽だから来たんだよって、聞けばそう言うと思う。でも言葉にならない何かがあるかもしれないよね。それを二人の単位でどう成長させていくかにすごく興味があるんだよね。明らかに何かがこれまでの人間関係のあり方と違っているんではないか。

N 茂-さんみたいにDictionary何百冊作れたり、CDを作れたりここのステージに立てたり、15年後にはあそこでライブしたり、カメラマンに変更したり、絵描きになったりというのは今考えられないし、来月で精一杯なんで。来月にはあそこに戻ってライブしたいな、ああいった曲をチャレンジしたいなとか、の積み重ねで続けていけたらいいなと思います。

J 俺とか人生計画とか考えちゃうから

K (笑)考えちゃうの?

J 小さい時から、何歳でなにやる、何歳でなにやるとか書いちゃったりしてて

K それはお父さんの影響?

J そういう訳ではないんだけど、朝起きて考えちゃったりしてやだやだと。

K 二人の作った曲を聴いただで、こういった感情になるって事を二人に知ってもらいたかったんだよね。音楽はすごく雄弁なものだと思う。

N 本当にそうだなと思います。僕は今話をしていて、自分が思っていない事がその曲に出ていて、それを聞いてくれた人が感じてくれているのがすごいなと。自分が思っていないものでも自分の音楽に出ているはずだし。出しているんでしょうね、深層心理どっかで。

K 媒体だからね。全てはそこにあるし、隠せないからね。

J うん本当に面白いな。

K それでは選曲にいきましょうか

J 選曲l mode jefreの1994という曲です。
この曲は喜びだったり、踊りたいという気持ちの根本にある喜びだけではなくて、喜びと何かをこう体を表現して出そうという意識がいっぱい詰まっている曲だなと思って選曲しました。

J 選曲2 Vatican Shadow Jordanian Descent Sharia Law
この曲は地球全てが崩壊してしまった時の恐ろしい音が幸い音だけが詰まっているので、そういう未来がこない事を祈って選曲しました。

J 選曲3 Kangding Ray AMBER DECAY
ここ3、4年で自分が一番好きになったベルリンミニマルのDJで、この人が作るローファイで、ビートがハイファイというシンプルな構成に魅了されてます。

J 選曲4 chris and koji Fantastic
この曲は俺が一番好きな都庁の周りを歩く時に聞いています。それだけ。

ppp

J 選曲5 Drexciya :Andreaen Sand Dunes
この曲は深い海の中に潜らせてくれます、なにも考えずに泳げます。ありがとう

N 選曲1 Alcoholic Faith Mission - Into Pieces
彼らはデンマークのレーベルから出していて、デンマークのバンドを始めて聞いて素敵だったので、今日はかけたいと思います。聞き返したら、割とbon iverとか最近の音楽っぽくて今更ながらびっくりしたっていう感じです。

N 選曲2 13 & God - Perfect Speed
13 & Godは僕が世界で好きなレーベルanticonとmole musicというのがあるんですけど、そのanticonのメンバーとsonotwistというバンドの人たちが組んでいる素敵なバンドです。

N 選曲3 mens best friend :class action suits against us
これはアルバムの1曲目なんですけど、これはmole music から出ている、なおかつanticonのメンバーがなぜかmole musicから出ているという最高のレーベルタッグ最高CDです。

N 選曲4 Bike for Three! : ALways Will I Miss You. ALways You.
これはカナダの人と、ヨーロッパのノルウェーの人がインターネットmy space上で知り合って作った曲です。そういったやり方を見て、僕も音楽を始めたという2000年代によくあったネットのやりとりで音楽を作るという手法、作風で好きです。

N 選曲5 sign :first parson
これはマイアミのBotanica del Jibaro (ボタニカ・デル。ヒバロ)っていうhip hopレーベルで、このレーベルは癖のあるレーベルで、そこの一番好きだったsign。今日はhiphopをかけたかったので久しぶりに聞き返したらすごいいい曲で選曲しました。

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『JAZZBROTHERS』『AUDIO SUTRA SOUND』等のユニットにも参加しているクラブDJ Yama a.k.a.Sahibと元渋谷百軒店『HESO』の店主亀井達也がプロデュースする21世紀型レコードレーベル『HOT BUTTERED RECORD] Hot Butter Rcord は独自のスタイルを貫き通すアーティストの燻る優れた作品(音楽、絵画、詩、小説等)を記録(RECORDING)し、その価値を未来に残すことを目的としたオルタナティブレーベル。現在jan and naomi、yahyel、Kodamaといった今の東京で最重要とさえ呼ばれるアーティストが在籍。これ以外にも世界に発信できるアーティストを続々と出している。今年のFuji rock Festival 2016には在籍するアーティスト全てが出演するという快挙を成し遂げた。

h1jan and naomi

Jan(GREAT3, Jan Uri la Sas)とNaomiによるデュオ。 2012年、渋谷百軒店で各々がソロで活動しているときに出会う。2014年2月、ファーストシングル「A Portrait of the Artis as a Young Man/t ime」をHot ButteredRecordより7inchレコードで500枚限定リリース。10月末に1st EP r j an,naomi are 」を発表。11月には恵比寿一リキッドルーム10周年ライブ「The Sea and Cake/ トクマルシューゴ」のフロントアクトで出演。2015年3月『サウンド&レコーディング・マガジンJ Premium Studio Live Vol.9「Crescente Shades] INO hidefumi十」jan and naomiを配信にてリリース。トウキョウアートブックフェアに2年連続出演。表参道IDOL3周年、アニエス・ベーなどファッションイベント出演や最近はモデルでの出演も多数。 2017年公開予定の映画「AFTER-PARTY」(村本大志監督)で映画音楽を手がける。

h2yahyel

2015年3月に池貝俊、篠田ミル、杉本亘の3名によって結成。古今東西のベース・ミュージックを貪欲に吸収したトラック、ブルース経由のスモーキーな歌声、ディストピア的情景や皮肉なまでの誠実さが表出する詩世界、これらを合わせたほの暗い質感を持つ楽曲たちがyahyeLを特徴付ける。
2016年2月に、両A面7インチを〈HOT BUTTERED RECORD〉より「Fool / Midnight Run」をリリース。それに先駆けて、2016年1月にロンドンの老舗ROUGH TRADEを含む全5箇所での欧州ツアーを敢行。まったく無名にも関わらず噂が噂を呼び、各ライブハウスを満員にするなど、各地で熱狂的な盛り上がりを見せた。2016年7月13日恵比寿L i qu i d rooml2周年METAFIVEワンマンのオープニングアクト、Fuji rockFest ival 2016でROOKIE A GO-GOへの出演決定など、まさに「今」を東京から発信しているなバンドである。

h3Kodama

”KiaLa (キアラ)日本xアフリカのハーフ、パリ生まれパリ育ち、Thomas(トマ)フランス/ラロシェル出身。異なったベースの二人がパリで出会い、独特なエレクトロニックソウルの世界を作り出す。アコースティックとエレクトロニクスを駆使し、実験的なTRIP- POPな精神がみえるネオソウルな曲をKialaが英語、日本語でソウルフルに、優しく、軽やかに歌う。彼女の甘く、時に切ない声はジャンル、年代を超えて人々を魅了する。 2015年秋、ユニットで初来日、Hot Buttered Clubで日本初ライブ。エレクトロ ソウルにインスパイヤされたスタイルは活動と同時にパリのクラブシーンでも評判となり2016年5月にレコーディングを終え、この秋にはレコードのリリース予定。

h4RYOSUKE TODA グラフィックアーティスト


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