東京男、京都に上ル NO.3 鳥羽伸博

子供も孫も、そして凄さえもいない。
僕の心に響いたのはなぜだろう。
以前、「湯治」ということをしたことがある。
特に身体が悪かったわけではないが、色々思うところがあり、一人っきりになって自分を見つめ直し、健康とは何かを感じたかったのだ。どこに行こうか悩んだ末、「やはり東北だろう」、「お湯のいいところにしよう」ということで、秋田の玉川温泉というところに行くことに決めた。以前にも行ったことのあったこの温泉は、医者も匙を投げた末期がん患者の最後の場所と呼ばれ、治った人も多数いるという。要は、本気の湯治場なのだ。田沢湖駅まで新幹線で行き、バスに揺られ1時間、本当の山奥にこの温泉はある。温泉は強烈な酸性のお湯で、今までは温度が高いお湯を冷ますために半分水を入れていたが、最近はパイプを伸ばし、そこを通る間に冷ますという作戦で100%の源泉に入ることができるようになったという。


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