東京男、京都に上ル NO.4 鳥羽伸博

景気が悪くなると、人の生活が派手に見え始める。
テレビやインターネットで派手にしている輩を見るたびに、隣の芝は青く見えるとはこのことなのか、ちょっと羨ましいと思う反面、ああはなりたくないと思う自分がいる。そして、もしかして、自分もそういうことをしてしまっているのではないかと反省する。贅沢はキリがない。当たり前になってしまった贅沢は、もはや贅沢ではない。そう考えると、誰かの価値観で決められた贅沢に乗っかるのではなく、新しい贅沢に気づく生活を楽しみたくなってきた。旅に出るのは楽しい。一時期はずいぶん海外に行ったものだ。パスポートの増補せざるを得なくなったくらい。


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フリーダム・ディクショナリー
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