他人の・顔を貸せ 第7回
すっかり冬ですね。すっかり明けました。おめでとうございます。2018 年が始まりました。おめでとうございます。戌年おめでとうございます!いやあ。色んなところでおめでとうおめでとう言ってるともう何がメデタイのか誰がメデタイのかいつがメデタイのか。もうサッパリです。とにかく浮かれ浮かれて屁ばかりこいてたら正月終わってました。
なんだよ『正月』もう少しワクワクさせてくれよ。『正月』『正月』なんてこんなもんだよ。と坊さんが言ってました。除夜の鐘ならした時点でおわりなんだよ。『正月』なんてよ。ってツルツル頭でボソリと言いました。
そう。『正月』はもう終わりです。次行こうぜ次!
おかしなテンションになってしまいました。落ち着きましょう。
さて、今回の『他人の・顔を貸せ』第七回は色々考えて、2018 年一発目の顔はやはり、この人しかいないのではないかと思いました。『小林顕作』くんです。
某国営放送では、子供たちの人気者で大河俳優でもありながら舞台の演出もやるし、劇中の楽曲も自分で作詞作曲してしまうし、踊りの振り付けもするし、僕とやってる フォークデュオ『羊』では、リーダーで最近では、映画監督としてメガホンをとったという事です。なんとまあ、マルチな才能を持った方なのでしょうか?
かといって、偉ぶったところがなく、311 の東北震災以降、自分が主宰する小さなチャリティライブを毎月コツコツとコッソリともう70 回を超えるほどやっているのです。「人は見かけに寄らない日本第12 位ぐらい」かもしれません。
さあ。そんな『小林顕作さん』の顔を貸して頂きましょう。
『僕は今目が覚めました。おはようございます。ここはどこですか? ああ。自分の部屋か。昨日はちょっと飲み過ぎました。まず、目が覚めると、歯を磨きます。顔を洗います。そして、水を一杯のんで、テレビのスイッチをON に。
画面が ボンヤリでよく見えないです。どこかの国がまた「ロケットを打ち上げた」とテレビが言ってます。
どこかの首相が「自分の国は自分で守る」と言っているようです。どこかの大統領が「もう我慢の限界だ!」と言ってます。解説の人が「怖い怖い」と頭を抱えています。
マッタク深刻なことばかり深妙な顔ばかりでゲンナリだ。
窓を開けたら、外は最高のいい天気。深呼吸をする。うん。
いい曲がかけそうだ。
♫キンタマがでっかくなった。
キンタマがでっかくなった。
どんどん膨らんで僕は。
空を飛んで行くのさ~
あの国この国どんな国~
世界中のみんなが空に浮かぶキンタマみて笑うのさ~
君も笑ってくれるかな~♫
出来た。
さてと。もう一回ベットに入って寝ようと思います。「世界が布団の中にあったらもう少し穏やかかもしれない」お。これも曲になるか?ならねえか。おやすみなさい。スー。スー。』
今回は、『小林顕作』さんの顔を貸して頂きました。それでは、皆さま、今年もどうぞ、『他人の・顔を貸せ』の大堀こういちを宜しくお願いします。
1 月11 日 お昼はとんかつ。その後、屁をこいた大堀こういちでした。
小林顕作情報
舞台 パタリロ
【東京】2018 年3 月15 日( 木) ~ 3 月25 日( 日)
天王洲 銀河劇場
【大阪】2018 年3 月30 日( 金) ~ 4 月1 日( 日)
森ノ宮ピロティホール
▼詳細▼
https://www.nelke.co.jp/stage/patalliro2018/
大堀こういち(おおほり こういち)
宮城県出身。五月舎養成所卒業後、劇団健康(現ナイロン100℃)に旗揚げより参加し、92年に脱退。「フォークシンガー小象(しょうぞう)」というキャラクターで音楽活動と並行し舞台演出も行う等、精力的に活動。
主な出演作に、テレビ大河ドラマ『真田丸』、『黒い十人の女』、CM『ダイハツ企業~できる娘~編』、映画『ヒズミ』、『夢売るふたり』、『ライク・サムワン・イン・ラブ』、舞台『男子はだまってなさいよ!』、『天才バカボン』、こまつ座『十一ぴきの猫』、2.5次元シアター『學蘭歌劇~帝一の國』、グローブ座『市場三郎、温泉宿の恋』、明治座『TARO URASHIMA』など。