SPEAK EASY / The Dictionary NO.9
リサは、自分が今仕事をしている場所を知らないはずのノブから突然電話がかかって来たので、事前の飛躍的で非現実的な推理でもって、ノブが超能力を用いて自分の居場所を察知したのだろうという、無邪気ともいえる結論により、実は、今週i-Dで働くのよと、自分がノブに言った事を思い出すどころか、ノブを変態超能力者ではないかしらん、と言う疑間まで持ちはじめた、要するにハヤトチリ者のカンガエスギである、一方ノブは、リサのハヤトチリによるノブへの対応の仕方が、突然仕事場へ電話をした自分に怒っているに違いないと思う程だったので、恐編してしまった。要するにカンガエスギ者のキニシスギである。
ノブ:(もう少し考えるべきだったなー。リサが忙しい時に電話しちゃったみたいだもんなー。誰でも忙しくて手が離せない時に電話が入ると、いい気はしないもんなー。しまったなー。こう言う時なんていえばいいんだっけなー…あれー?…んーと…と、と、とりあえずあやまんなきゃな一一…えーと…!)…コホン…
I am sorry, if I’ve interrrupted you. ahh mmm,…Shall I hang this up and call yo back later?
リサ:(あら、何よ.急にあらたまっちゃったわ。変だわ。声の調子もおかしいわ。一種の催眠術かもしれないわ。電話で話しながら相手に催眠術をかける事ができる人が居るって、何かで読んだ事があるもの。ヤダどうしましょう、私はノブに催眠術をかけられて知らない間にノブを愛していると思い込まされてしまうんだわ!マアッ!ドウシマショウ、彼が変態だって事を忘れてたわ。もうダメ、どうにかなっちゃいそう、!、それに超能力も使うんだったわぁ、、)、ハー、、ハー、、ハー、、ハー、、ティーカップを片手に窓の外を眺めながら電話口に出ていたリサは、最初、不思議そうなしかめッ面をしていたかと思うと、突然、期待に満ちた表情で、カッと目を見開いた。そして、段々とうつろな表情へと変わってゆき、電話をかけている事も忘れ、まるで深呼吸している事に深いづかいをしながら突っ立っていた。
ノブ:…Lisa?…Hello?…(あれ?…これは何の沈黙だろう、そんなに怒ってんのかなー。困ったなー。
それにしてもリサの鼻息ってすごいなー。ビュービューいってるもんなー。こわいなー。体の具合でも悪いのかなー)
…Hello?…are you feeling OK? Are you mad at me? I know I shoudn’t have called you at your work…
完全に空想の世界に入ってしまったリサは、ノブが問いかけて来る声など全く耳に入って来ないどころか、今自分がどこにいるのかも忘れてしまっていた。
リサ:あ、あ、あ、、、なんてことでしょう。私は超能力のある東洋から来た変態に催眠術をかけられて、、あ、あ、こんなことされて.、、あ、あ、きっ、とあんなこともされるんだわ、、あ、、そ、そして、.、き、きっと、あれも、、、あ、あ、ダメ、、あ、、イ、イヤ、、、あ、あ、、、あ、あ、あ、あ)、八一、、、ハー、、ハー、、
ノブ:???…????…You sound like you are pretty up-set.May be I better hang up.
リサ:(あ、あ、あ、.、もうだめ、、、、イヤ.、だ、だめ、、、、あ、あ、.、あ、いいい、、た、だめ、お願い、やめて)NO!PLEASE,DON’T!!息づかい荒くなり、目を閉じて空想にふけるリサは突然体をよじりながら、宙に訴える様に叫んだ。
ノブ:(はい???そんな泣きそうな声で言うなんて、、わかんない
な一、)Then please tell me what’s wrong)
リサ:(あ、あ、もうだめ、、やめて、お節い、堪忍して)Stop! Please for give me.
ノブ:!?…(フォォー・ギブ・ミー、つて確かごめんなさいよなー、リサがオレに謝ってるんだ。そうか、自分の態度が悪かったから、謝ってんだ。多分、仕事でやな事があったんだろうなー。別にオレ気にしてないのになー。 リサっていい娘だよな一。そうかー。でも、これは、一気にたたみこんで誘い出すチャンスだぞ)Never mind. I am sorry,too.(よし)How about if I say we go to the club tonight?
リサ:(あ、あ.あ、、イイ、、イイ)mmmm,,yeah……
ノブ:(ヤターッ!できるぞー!ヤターッ!よかったなー。っんと
によかったなー。もう後は待合わせの場所と時間を決めればバコー-ンだもんなー。どこにしようかな一。んーと。えーと。お、そうだ。)
Good!Shall we meet at cafe Perican in covent garden at ten thirty?
リサ:(あ.あ、あ.だめ、あ、、いや、だめ、そこ)NO,not there
ノブ:(あれ?だめ、そうか、じゃあ、えーと)How about at the Zanzibar?
リサ:(あ、ああ、、い、い、いい)Ohhh,good,,mmmm,,,,
ノブ:(ヤターッ!よおし。グードッ)Good.I’ll see you there at ten thirty.cheers
リサ:ハー、、、、ハー、、、ハー、、、ハー、、、ガチャ。
興奮で顔を赤らめながら電話を切ったノブは、バコーン、バコーン、と何度も繰り返しくちずさんでいた.一方、リサは、目を閉じ、口を半開きにし、電話を握りしめたままで突っ立っているリサの異常な様子に気がついたi-Dの編集長、Terry Jonesに今日は早く帰って寝なさい、と言われ早退した。
このノブの待つZanzibarにりサが現れなかった事は、言うまでもないが、再びノブがリサヘ電話をして、、誤解を説きながらクラブに誘いだす過程を、書いていると、永遠に二人が会う場面に進まないので、次号は一気にノブとリサがクラブに入る場面より始まる。
今月のレッスン
I am sorry, if I’ve interrrupted you.
もし邪魔したんたったらすいません。
Shall I hang this up and call yo back later?
この電話を切って後でかけなおしましょうか?
Are you feeling OK?
気分は大丈夫ですか?
Are you mad at me?
あなたは,私に対しておこってるのですか?
I know I shoudn’t have called you at your work.
君の仕事場に電話をしちゃいけないとわかってたんだ。
You sound like you are pretty up-set
君の様子からすると,かなり気分を害しているみたいだ。
NO!PLEASE,DON’T!!
いや,お願い,だめ.
please tell me what’s wrong
どうか,何が問題なのか教えてください。
Please for give me.
どうか,私を許してください。
Never mind.
気にしないでいい。
How about if I say we go to the club tonight?
例えば,今,私達がクラブに行くと言ったらどう?
Shall we meet at ★★★ in xxx at ●●●?
xxxの★★★で●●●時に会いましょうか?
NO,not there ・
いや、そこはだめ。
How about at the *****?
*****はどう?