TAKUMI UEDA Private Gallery

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人間にとって大事なことってなんだろうと不遜なことを考えてしまい ますが、自分が素直に生きるということを実践するだけでも大変で、 絵を描いている途中にも色々な声がします。
描き進めている中で絵の進む方向の分岐点が現れたときに、もっと こうしたらいいんじゃないか、こうしなきゃいけないんじゃないかと いうイヤラしい声がします。うるせぇバカヤロウ!とそんな声を振り 払って無闇に森の中を駆け抜けたら、広々とした青空の下、海の見え る原っぱに出られたような気がしました。
すべて自分の声なのだろうと思いますが、生活の中で、心の空き地 をつくっておく必要があるように感じています。

“What matters most to people?”. It is insolent of me to think that, but I find it not easy to be true to myself. Even when I draw a painting, I hear others’ voice echoed around me.
As I draw, I encounter a point which decides a direction of a painting. At that moment, I hear vulgar voices, “you’d better do this” or “I might have to do that”.
“Shut up, idiot”. I say it to shake them off and run into the woods recklessly. Through the woods, I come across a vast blue sky and a field, from which I see the ocean.
I know what I hear is my own voice, but I find it necessary to ensure room in everyday life for one’s soul to be settled.


ueda

植田工 Takumi Ueda

1978年東京生まれ、東京芸術大学卒業。(株)オリエンタルランドを退職後、科学者・茂木一郎氏に師事しアーティストとしての活動を始める。2017年 2018年、池上高志+植田エ「マリア、人工生命、 魚」を トリエンナーレ、日本科学未来館に出展、2019年、シブヤアロープロジェクトの壁画を制作。

Born in 1978 in Tokyo. Graduated from Tokyo University of the Arts. After retiring from Oriental Land Co. Ltd..he studied under the scientist Ken -Ichiro Mogi and began working as an artist. Become a freelance in 2017. In 2018. Takashi Ikegami and Takumi Ueda’s collaboration art work “Maria. Artificial life. Membrane. Fish” was exhibited at Aomori Triennale and National Museum of Emerging Science and Innovation aka. Miralkan. In 2019, he drew a mural for the Shibuya Arrow project.

今回紹介した作品はオンラインストアで販売中です

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《siren,pirates》

人魚は最近母子像に通じるものがあると思って描いているモチーフですが、子どもの頃から好んで描いていた骸骨とバイキングが組み合わさりました。
2022年制作
1620×1303mm F100号
素材:アクリル, キャンバス
価格:700,000円+税

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《A Woman》

「マリア」をモチーフに描いているうちに、大人な姿だけではなく、子どもの姿の中にすでに 何かあるような気がしてきて、寓話の世界の方向へ向かってい
る気がします。
2022年制作
455×380mm F8号
素材:アクリル, オイルパステル, キャンバス
価格:130,000円+税

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《A Woman》

ある絵の森を駆け抜けた勢いで、すでに描いた絵に上描きした赤い服を着た女性の絵です。
2022年制作
530×455mm F10号
アクリル, オイルパステル, キャンバス
価格:150,000円+税

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《A Woman》

こちらも勢いで上描きした青い服を着た女性の絵です。描き直しを「ペンチメント(後悔)」と言われますが、時間が経っていつか現れることに期待して、積極的に完成に上描きしています。
2022年制作
455×380mm F8号
素材:アクリル,キャンバス
価格:130,000円+税

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フリーダム・ディクショナリー
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