マオリのオオナオオナ・トレボン絵日記 vol.9
アジア料理が大好きな友人に連れて行って貰い美味しさに感激したパリの海鮮が得意な中華料理店、Le Grand Bol.
店名の「大きなボウル」の名の通り全てがビッグサイズで二人で行くと三品も頼めば腹は限界。
真冬でもタンクトップの逞しい寡黙なシェフが一人キッチンで鍋を振るい、新鮮な海鮮をクリエイティブにバッサバッサと料理して行く後ろ姿の格好良さに赤面しながら涎を垂らすのです(色んな意味で)。お店には六人くらいで行くのがオススメ。
マテ貝の蒸したのは必ず頼んで下さい。
Instagram:maorimurota
Grand Bol で食べた週の料理教室のメニューはコック貝とグリンピースの炊き込みご飯。完璧に店で食べた炊き込みご飯に影響されてます。実は三年前に牡蠣に当たってから貝全般食べると軽い蕁麻疹が出るように。Grand Bol でもマテ貝の蒸し物は汁だけを恨めしそうに涙を流しながら啜り、コック貝と海老、スズキの炊き込みご飯は貝は食べず出汁を吸った米を掻っ込む。その時のフラストレーションにてこの試作品は食べてしまったのですが案の定腿の内側がカイカイになったのでした。
Grand Bol は海鮮だけでなく小籠包等の点心もメニューにあるのです。でも中は豚なので頼みませんでした(実は義母の作る夕食で出てくるとか仕事でと言う以外肉はあんまり食べません)しかし 饅欲=饅頭を食べたい気持ちは高まるばかり。家で肉の入っていない卵とポワロー葱の饅頭を作る。最近では寧ろ皮が食べたい手作り点心系は肉入ってない方が美味いと思います。古代麦の粉を使うと皮はプチプチと味のあるふっくら皮に。胡桃が乗った方は棗椰子を砂糖がわりに一緒に炊いた餡子で餡饅。うふ、うまーい。
MORI MUROTA
二匹の猫と髭仏人とパリ19区に在住。
ケータリング、出張料理、フードイベント等の活動を行う。家ではパリのエスプリを全く感じさせない妄想アジア料理の製作と昨日の残り物の展開に命をかける日々。
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